評価証明書と公課証明書の違い

評価証明書と公課証明書の違い

評価証明書と公課証明書の違い

評価証明書は、固定資産の「評価額」を証明するものです。なお、評価額以外に所有者の住所・氏名、物件の所在地、地目、面積などが記載されています。

公課証明書は、固定資産の「税額」を証明するものです。評価証明書に記載されている内容以外に、「課税標準額」「税相当額」が記載されています。なお、公課証明は、関係証明と言われることがあります。

つまり、評価証明書と公課証明書の違いは、「課税標準額」「税相当額」が記載されているかどうかということになります。

評価証明書と公課証明書の取得方法。どこで取る!?

評価証明書、公課証明書は、税務署や区役所の窓口で発行してもらうことができます。行政によって異なる場合がありますので、ご自身の行政に事前に問い合わせて、税務署で取得できるのか、区役所の窓口で取得するのか確認してから向かいましょう。

また、本人以外が取得する場合は、委任状等が必要となりますので、事前に税務署や区役所に確認するようにしましょう。不動産会社が取得する場合、家族が取得する場合は委任状で足りると思いますが、破産管財物件の評価証明の取得、相続における相続登記前の取得など他に必要な書類があることもあります。気を付けましょう。

評価証明書と公課証明書はいつ何に使う!?

評価証明書と公課証明書はいつ何に使うのでしょうか?代表的な例をあげると以下の通りです。

  • 不動産売買時に固定資産税の清算で使う場合
  • 不動産売買の所有権移転登記などの登記申請で使う場合
  • 相続や贈与税の申告で使う場合
  • 融資を受ける場合に金融機関に提出する際に使う場合
  • 不動産に関する訴訟で使う場合

名寄帳って何?

評価証明書や公課証明書と似た書類で名寄帳というものがあります。名寄帳(固定資産課税台帳)は、証明を目的としたものではなく、所有している資産の内容を確認するためのもので、記載内容は納税通知書に添付されている課税明細書とほぼ同じものになります。