駐車場1台の面積はどれくらい?

駐車場1台の面積はどれくらい?

駐車場1台の面積はどれくらいあるのでしょうか。

おおむね2.5m×5.0mの12.5㎡(約3.78坪)があれば、駐車場1台のスペースとなります。

では、駐車場3台を止められる面積は、どれくらいでしょうか。

単純計算で12.5㎡×3台で37.5㎡(約11.34坪)があれば、停められる計算となります。

100㎡の土地に何台の車が停められるか?

100㎡の土地に何台の車が停めれるでしょうか?こうなってくると土地の地型によって全く異なってきます。下記の図で説明していきます。図1と図2をご覧ください。なお、今回は、月極め駐車場ではなく、時間貸し駐車場を想定しています。

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二面道路に接道する角地の物件です。南側間口約20m、東側間口約5mの面積約100㎡の長方形型の駐車場用地です。この土地の場合は、戸建住宅やアパート用地等になりませんが、駐車場用地としては、抜群に効率がいい土地になります。駐車場は、100㎡で7台停められます。時間貸し駐車場を想定していますので、機械を置くスペースを考慮していますが、月極め駐車場の場合ですと、最大で8台停めることも可能となります。まさに駐車場用地として出来た土地といえるでしょう。

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南側道路に接道する中間画地に存する物件です。間口約10m、奥行約10mの面積約100㎡の正方形型の駐車場用地です。この土地の場合は、戸建住宅やアパート用地になりえる土地で駐車場用地としては、収入を得られない部分も多いため、駐車場適地とは言えないでしょう。駐車場4台設置可能です。ただし、時間貸し駐車場を想定していますので、機会を置くスペースを考慮していますが、駐車場①は車が相当出しにくいでしょう。時間貸し駐車場ですと3台+バイク置き場+自動販売機くらいがベストと言えるかもしれません。

まとめ

駐車場1台あたりの面積は、約12.5㎡(約3.78坪)です。しかし、不動産は地形によって有効利用が異なります。今回の例のようにうまく車を停めることができれば駐車場用地として有効利用することが出来ますが、地型が悪いと駐車場用地として有効利用が出来ません。どんな地型の土地に駐車場を停めることを想定しているのか?これが大事になります。

国土交通省「駐車場設計・施工指針について」参照

https://www.mlit.go.jp/road/sign/kijyun/pdf/19920610tyuusyajou.pdf

あると便利な「ウォーキングメジャー」

ウォーキングメージャーです。カウントメジャーと呼ぶこともあります。ウォーキングメージャーは転がすことによって、その距離を測定することが出来ます。現地で、土地の間口・奥行き・道路幅員などの長さを測るときに使います。