【合格者が話す】短答式試験って独学で合格できる?

短答式試験は独学で合格できるのか?

不動産鑑定士試験を独学で合格できるのでしょうか。本日は、独学での勉強で鑑定士試験を合格できるかについてお話をしていきたいと思います。

試験制度を今一度見直そう

不動産鑑定士試験は、短答式試験と論文式試験の2段階になっています。短答式試験は、鑑定理論と行政法規の2科目で、五肢択一のマークシート式の試験です。論文式試験は、鑑定理論(論文・演習)と民法・会計・経済学の4科目です。

さて、独学で短答式試験は受かるでしょうか?また、独学で論文式試験も受かるでしょうか?

学習効率を考えると予備校

予備校は、何のためにあるのでしょうか。一言でいうと学習効率ですね。勉強方法、わからないことの質問が出来ること、試験に出題されやすい問題を教えてくれるなど、教材を買って勉強するだけと比較すると学習効率が全く違います。

費用をかけられるか

前述しましたように学習効率が違うので、合格しやすいのは間違いなく予備校に通うことだと思います。そんな中で、独学を選ぶ場合は、費用の問題ではないかと思います。確かに、予備校に通うのと独学では費用は相当違います。

ちなみに、不動産鑑定士講座の予備校は、TACとLECがありますが、費用に関していうとTACは高めで、LECは安めの価格帯になっています。LECは下記から確認できます。また、割引制度を上手く活用しましょう。

結論、短答式試験は独学で合格できます!

独学を考えている人への提案としては、短答式試験のみ独学というのはどうでしょうか。私の感覚論としては、短答式試験であれば独学でも十分合格できると思います。ちなみに、論文式試験を独学で合格するのは、無理ではないかと個人的に思っています。

独学での勉強方法

ここでは独学の勉強方法をお話したいと思います。 

鑑定理論は、択一の練習をするのではなく、基準の暗記をすること、基準の理解度を上げることです。数少ない択一の問題を解いていても点数が伸び悩むと思います。逆に基準の暗記、基準の理解度が上がっていると択一問題も自然と解けるようになります。

行政法規は、鑑定理論と逆で過去問を繰り返しやることのみです。最低10回転は過去問題をやりましょう。物覚えが悪い私でも10回転を超えたあたりから過去問を解いても間違いが減りました。

私は、どうだったか?

私は、短答式試験も論文式試験もTACに通って合格しました。学習効率を考えると予備校に通った方がいいと思います。費用でお悩みだったり独学を希望の場合は、次の教材で勉強するといいと思います。 

独学で勉強する際のお勧め教材

独学で勉強する場合、どのような教材が必要か参考になればと思います。

鑑定理論のおすすめ教材

鑑定理論を勉強するにあたって、おすすめしたいのは「要説不動産鑑定評価基準」です。鑑定評価基準について詳しく説明している本で、基準の理解を高めてくれます。 

短答式の過去問題集です。鑑定理論は、問題集ばかりでなく基準の暗記と理解を高めていくことが重要ですが、最低限過去問はやっておく必要があります。

行政法規のおすすめ教材

行政法規でおすすめは、TACのテキストですね。行政法規は、この教材を読み込んで過去問を繰り返し説くという作業の繰り返しになります。

行政法規の過去問題です。繰り返しやりこむという単純作業の繰り返しになります。最低10回転くらいでしょうか。