【合格者が話す】鑑定士が使う、ないと困るグッズ5選

 不動産鑑定士による調査

 不動産鑑定士は、不動産の調査が必要となります。役所での法規制の調査、ライフライン(水道、電機、下水、ガス)の調査、法務局での登記情報等の調査、現地調査があります。一番重要な調査は現地調査ではないかと思います。

本日は、鑑定に当たって使う便利なグッズを5つご紹介させて頂きます。

鑑定士が使う、ないと困るグッズ5選

鑑定に当たって使う便利なグッズを5つのご紹介です。 

あると便利な「ウォーキングメジャー」

一つ目は、ウォーキングメージャーです。カウントメジャーと呼ぶこともあります。ウォーキングメージャーは転がすことによって、その距離を測定することが出来ます。現地調査の際に、土地の間口・奥行き・道路幅員などの長さを測るときに使います。

現地調査でのメジャーの活用は絶対です。過去の測量図で間口が2mあったとしても現地計測で2mなかったり、道路幅員が役所で調べた認定幅員と現地での現況幅員が違うこともよくあります。必ず現地では測りましょう。

いざというこ時に使う「レーザー距離計」

二つ目は、レーザー距離計です。名前の通りですが、レーザーを使って距離を測る道具です。

どういった時に使うかというと、例えば、現地で奥行きの長さを測りたい時に、建物が隣接地と近い状態で人が入れないといったことがあります。その際にレーザー距離計を使って距離を測ります。自分が立っているところから、測りたい距離までレーザーを飛ばします。この場合、終着点は擁壁やブロック塀に向けて図ると距離がきちんと距離が測れるでしょう。

 
不動産屋の必需品「三角スケール」

三つ目は、三角スケールと呼ばれているものです。不動産屋は、サンスケと呼んだりします。三角スケールは、1/500、1/600、1/250といった縮尺を1本のスケールで測ることが出来るグッズです。

よく使う時は、事務所で公図や地積測量図、建物図面などでサイズを確認する際です。その予習があって、現地で書類と実際の長さが合致しているかの確認をすることになります。

先生っぽさが出る「クリップボード」

四つ目は、クリップボードです。クリップファイルと呼ぶこともあります。不動産屋は、バインダーですね。

現地調査の際、資料を挟んでおきます。現地で測った寸法などの情報を書き込むための下敷きのようなものになります。見開きのものが使いやすいです。

 
プロとの差は「カメラ」!?

5つ目は、カメラです。最後にしたのは、現在私はスマホ派だからです。不動産屋さんだったり、建築屋さんの場合は、画質や広角レンズを使った方がいい事が多いですが、鑑定士としてカメラは、マストでは無くなっていると思います。

ただ、鑑定評価書には、写真も必ず添付しますし、仕事に拘りを持って取り組みたい方はカメラだと思います。