東京タワーの意外な事実:株主にマザー牧場が含まれている理由とは?

東京タワーの意外な事実:株主にマザー牧場が含まれている理由とは?

東京タワーと聞くと、真っ先に思い浮かべるのはその美しい赤と白のシンボル。しかし、この象徴的な建造物の背後には、意外な企業が関わっているのをご存知ですか?実は、東京タワーの主要株主の一つが、千葉県にある人気観光牧場「マザー牧場」なのです。

東京タワーの主要株主にマザー牧場が入っています。

東京タワーとは?

東京タワーの建設には、日本の戦後復興や経済発展、そしてテレビ放送の普及という背景が密接に関わっています。

1950年代に入るとテレビ放送が急速に普及し始め、それに伴い、広域に電波を届けるための高性能な電波塔の建設が求められるようになりました。当時、電波が都市の高層ビルなどの障害物に遮られる問題がありました。これを解決するために、各局が共同で使用できる高層電波塔の建設が計画されました。

東京タワーの建設は、日本電波塔株式会社の初代社長であり、前田久吉によって提案されました。前田は、日本の復興と技術力の象徴として、パリのエッフェル塔を超える高さの電波塔を建設することを構想しました。また、東京タワーは単なる電波塔ではなく、観光施設としての機能も兼ね備えることで、経済的な利益を生み出し、日本の観光業の発展にも寄与することが意図されていました。

  • 1957年6月: 建設工事が開始。
  • 1958年10月: 高さ333メートルに達し、塔としての形が完成。
  • 1958年12月23日: 東京タワーが正式に完成し、公開されました。

マザー牧場の紹介

マザー牧場は、千葉県富津市に位置する観光牧場で、美しい自然と動物とのふれあいを楽しめるスポットとして人気があります。産経新聞や東京タワーなどを創業した前田久吉により昭和37年(1962年)につくられました。

前田久吉は、大阪の天下茶屋に生まれましたが、生家は貧しい農家で、夜中にふと目をさますと、母親がいつも小さな灯を頼りに針仕事をしており、口ぐせのように「牛が一頭いれば暮らしも楽になるのに…」と言っていました。
このことが心の奥深くに残り大人になっても忘れることがなかった前田は、いまはなき母親への想いをこめて「マザー牧場」と名付けました。

~「マザー牧場」公式HPより~

  • 観光牧場の意外なつながり: なぜ観光牧場が東京タワーに関わることになったのか。

東京タワーとマザー牧場の関係

マザー牧場を運営する株式会社マザー牧場が、日本電波塔株式会社(東京タワーの運営会社)の株式を保有しています。この関係は、両方の施設が前田久吉氏によって設立されたことから生まれました。

東京タワーには、マザー牧場のソフトクリームを食べることができますね。

マザー牧場HPより

知られざる事実とまとめ

いかがでしたでしょうか。マザー牧場が東京タワーを運営する日本電波塔の株式を保有しているのは知らない人も多いでしょう。東京タワーでマザー牧場のソフトクリームを食べれることも驚きですね。