メタ社の2021年第4四半期 AR/VR部門が1兆円損失
メタ社（正式名称：メタ・プラットフォームズ、旧フェイスブック）は、２０２１年第４四半期（１０－１２月期）の決算でAR/VR部門で約１兆１７００億円の損失となったことを発表しました。メタ社は、当初よりAR/VR部門で２０２１年の損失を約１００億ドルと見積もり、今後数年間は投資を続けるとしています。
マーク・ザッカーバーグCEOは、年内にハイエンドのVRヘッドセットを発表するとしており、同社初のメガネ「ナザレ（Nazare）」の開発も続けていると話をしています。メタ社は、VRヘッドセットやARグラスがメタバースでの主なデバイスになると見られており、この主導権を握りたいという考えでしょう。
メタバースの現状
メタバースの先行はThe SandboxとDecentraland
２０２２年２月のメタバースの現状はどうでしょうか。メタバースが世間的に注目を浴びたのは、２０２１年１０月にフェイスブックが社名をメタ社に変更した時でしょう。その後も、EVERDOME、BLOKTOPIAなど注目されるメタバースも次々に発表されていますが、The SandboxとDecentralandがプロジェクトとしては先行しているのではないでしょうか。（The Sandboxは正式リリースされていませんが）
２０２２年はメタバース元年！？
The Sandboxは、２０２１年１１月にソフトバンクのVision Fund2が中心となった投資家から約１０５億円の資金調達をしています。私は、この時１０５億円の出資は凄いなと感じたわけですが、メタ社は１兆円投資しているわけです。１００倍の差があります。GAFAの資金力の凄さを感じます。
２０２２年はメタバース元年と言われています。今年はメタバースに注目です。
