不動産投資における管理って?
不動産投資における管理は、いくつかの項目に分けることができます。話を簡素化するために、ここではBM(ビルマネジメント)とPM(プロパティマネジメント)というものにわけて考えていきます。今回は、PMについてが本題ですが、最初にBMとPMについて説明します。
BMは、例えば日常清掃、設備管理(エレベーター、消防設備など)、警備業務、殖産管理など建物のハード面の管理業務を請け負うことをいいます。そのため、アパートなどの物件ではBM費用が発生しないもしくは清掃費用だけということもあります。
PMは、賃貸募集、契約締結業務、賃料の回収、滞納督促、トラブル対応など主に賃借人に対するソフト面の管理業務を請け負うことをいいます。
管理手数料の相場っていくらくらい?
上記の通り、ソフト面の管理を行うPMですが、管理手数料はいくらくらいが相場なのでしょうか。おおまかな話をすると、おおむね賃料収入の3%~5%くらいが多いと思われます。
但し、あくまでも相場という意味です。私は、地方のアパートで管理手数料10%を取っている物件をみたことがあります。このケースは高すぎると思いますが、理由として①管理契約を結んで長い間そのままであり、現在の実態にあっていない②地方で空室率も高いので、管理会社は都心部より高めに設定する傾向があります。逆にファンドが所有しているような大規模物件では、管理手数料が2%をきっているというものを見たこともあります。理由としては、規模のメリットが出てきますので、物件の戸数があるほど管理手数料は全体的に低く設定することが出来るでしょう。
私が都内で所有している総戸数6戸のアパートは、管理手数料3%です。相場を把握したうえで、紹介などで信頼できる管理会社、担当者に依頼することが重要だと思います。