【合格者が話す】鑑定士になるまでにかかる費用は167万円!?

不動産鑑定士になるまでにいくらかかる?

こんにちは。鑑定士になるまでにお金って結構かかるんですよね。本日は、不動産鑑定士になるまでにいくらかかるか?について具体的に話をしていきたいと思います。また、私がいくらだったかについてもお話していきたいと思います。

予備校費用はいくら?

まず、予備校はTACとLECが不動産鑑定士講座があります。この比較については、別の機会にお話しするとして2つの予備校の代用的な講座の料金を基にお話をしていきます。

予備校費用はいくら!?
  • TAC:1.5年L本科生(教室)   472,000円
  • LEC:短答・論文フルコース通学 414,000円

なお、TACでは、早割キャンペーン、再受講割引、宅建受験経験者割引、学生応援割引、税理士・建築士合格割引、会計士・司法試験科目免除割引などがあります。LECでは、宅建士受講生割引、鑑定士再受講割引などがあります。あくまで上記は代表的な正規料金ということになります。

受験料はいくら?

不動産鑑定士試験は、書類申請と電子申請で受験料が異なります。書類申請が13,000円で、電子申請が12,800円になります。

受験料はいくら!?
  • 書類申請:13,000円
  • 電子申請:12,800円

http://www.fudousantousinavi.com/entry/kanteisijuykennryouhatakai
実務修習はいくら?

実務修習でかかる費用については、いくつかに分けられます。1つ目は、公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会に支払いをする実務修習料金です。2つ目は、実地鑑定業者もしくは実施大学に支払いをする実地演習料金です。3つ目は、修了考査です。

実務修習はいくら!?
  • 実務修習:361,000円
  • 実地演習:736,600円(上限)
  • 修了考査: 30,000円
  • 合計:1,127,600円

みなし履修が認められた場合、減額されます。また、実地演習は鑑定業者によって指導料が異なります。そのため、上記金額が上限と考えておけば間違いないでしょう。

鑑定士登録料はいくら?

不動産鑑定士の修了考査に無事合格すると不動産鑑定士として登録することができます。その際に、登録料がかかります。

鑑定士登録料は?

不動産鑑定士登録料:60,000円

不動産鑑定士になるまでに合計いくらかかるか?

ここまで、不動産鑑定士になるにはいくらかかるかを見てきました。仮にTACで1.5年L本科生で1年1発で合格した場合でも、登録まで約167万円がかかることになります。勉強を開始する段階で、おおまかな費用は把握しておくべきでしょう。

節約できるか?

どこを節約できるか?

不動産鑑定士になるまでの費用をどこまで節約できるでしょうか。当然、節約できるところと出来ないところがあります。一つずつ見ていきましょう。

節約できるか!?
  1. 予備校費用:TAC:1.5年L本科生(教室)で見ていきましょう。通常料金が472,000円ですが、「学生応援割引で42,6000円」「宅建受験経験者割引416,000円」「再受講割引345,000円」などの割引制度を使っていきましょう。また、論文式試験が終わった後に、奨学生選抜試験があります。1位~3位は授業料免除です。4位~10位が50%オフなどの特典があります。活用すべき試験です。
  2. 受験料:ここはどうすることも出来ません。電子申請だと200円安くなります。
  3. 実務修習:実地演習の鑑定業者に支払う金額は、鑑定業者によって異なります。選べる状況にあれば、安いところを選ぶということも可能でしょう。人から聞いた話ですが、実地演習では指導鑑定士がいるわけですが、指導鑑定士がはじめてで指導鑑定士側も修習生を受け付けたいということから、支払いは鑑定士になった後でいいといった話もあったようです。。。
  4. 鑑定士登録料:どうしようもありません。
私の場合はどうだったか?

私は、会社の選抜試験に合格して、鑑定士試験を受験しました。そのため、予備校費用は、会社が負担してくれました。厳密に言うとTACでアクセスαとアクセスβパックを追加で受講したので、その費用は自己負担しました。また、実務修習費用も会社負担してもらいました。

私自身は運よく限りなく少ない出費で鑑定士登録までたどり着くことが出来ました。信託銀行や大手不動産会社は、不動産鑑定士の選抜試験を社内に設けている所が多いです。学生で就職した際は上手く活用することがベストです。