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東京35区地図はどんな感じ!?
2022年6月、東京は23区ですね。私が物心ついた時から東京は23区でしたが、最初から23区であったわけではありません。23区になる前は35区でした。その前は15区でした。本日は東京35区について話をしていきます。
東京35区歴史
15区時代 ~23区の原形~
東京に区が設置されたのは、1878年(明治11年)です。郡区町村編制法で東京市が発足し、15区が置かれました。ここが23区の原形となっていきます。
- 麹町、神田、日本橋、京橋、芝、麻布、赤坂、四谷、牛込、小石川、本郷、下谷、浅草、本所、深川の15区
35区時代 ~15区+20区~
20世紀に入り急激に進んだ都市化が進みます。1932年(昭和7年)、東京市は隣接5郡(荏原、豊多摩、北豊島、南足立、南葛飾)82町村を合併します。新たに20区を新設し、東京は35区体制となります。
- 麹町、神田、日本橋、京橋、芝、麻布、赤坂、四谷、牛込、小石川、本郷、下谷、浅草、本所、深川、淀橋、向島、城東、品川、荏原、目黒、大森、蒲田、世田谷、渋谷、中野、杉並、豊島、滝野川、王子、荒川、板橋、足立、葛飾、江戸川の35区
さらに1936年(昭和11年)、北多摩郡千歳村と砧村が新市域の一つである世田谷区に編入され、東京35区は面積が拡大します。1943年(昭和18年)東京都制の法律によって、東京府と東京市を廃止し、東京都が設置されます。
23区時代 ~22区→23区~
1947年(昭和22年)に、東京35区が23区に整理統合されます。より詳しくみると1947年3月15日に35区が22区に整理統合され、同年8月1日に板橋区が板橋区と練馬区に分離して23区となりました。
- 千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、北区、荒川区、板橋区、練馬区、足立区、葛飾区、江戸川区の23区
統合の理由の一つに、戦災によって各区の人口に大きな差が生じたため、調整して復興に支障がないようにするためだったようです。
東京35区と23区を比較してみよう
東京35区と東京23区です。比較を見てみましょう。
東京23区の名前と順番
東京23区を列記する時は、千代田区、中央区、港区、新宿区・・というように順番が定められています。これは、15区時代のやり方を受け継いでいます。15区時代は皇居のある麹町区を起点に時計回りに「の」の字を書くように区の順番が決められていました。麹町、神田、日本橋、京橋、芝、麻布、赤坂、四谷、牛込、小石川、本郷、下谷、浅草、本所、深川という順番です。
現在の23区も、千代田区(麹町、神田)を起点に、中央区(日本橋、京橋)、港区(芝、麻布、赤坂)、新宿区(四谷、牛込、淀橋)、文京区(小石川、本郷)、台東区(下谷、浅草)、墨田区(本所、向島)、江東区(深川、城東)と旧市域で「の」の字を書いたあと、品川区(品川、荏原)、目黒区、大田区(大森、蒲田)、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、北区(滝野川、王子)、荒川区、板橋区(板橋)、練馬区(板橋)、足立区、葛飾区、江戸川区と「の」の字を書いていく順番となっています。