地面売買口入世話人とは!?

地面売買口入世話人とは?

地面売買口入世話人(じめんばいばいくちいれせわにん)とは、一言いうと江戸時代の不動産仲介会社のようなものです。

江戸時代の土地事情

江戸時代土地は幕府のものでした。江戸の七割は武家地で、大名や旗本・御家人が幕府から下賜された土地(拝領地)は年貢が免除されていました。しかし、拝領したからと言って自由に売買はできなかったようです。

これは、現在で言う所有権を有していない、幕府から無料で借りていたような意味合いのものです。そのため、予告なくいきなり没収されたりすることも多かったようです。拝領地は年貢を納める必要がなかったこともあって、需要が高まります。しかし、拝領地は幕府の許可が必要で簡単ではなく時間もようしてしまいます。

一番早いのは、他の大名から拝領地を購入することですが売買が禁止されていましたのがネックでした。そこで抜け道として「相対替」という手法があったようです。拝領地の持ち主と交渉して土地交換を取り付けていたようです。

この交換で土地を取得すようとする場合、①江戸藩邸の留守居役で結成された留守居組合から情報を入手する方法②地面売買口入世話人から入手する方法があったようです。

武家地(ぶけち):武家が所有していた邸宅です。

大名(だいみょう):広い領地を持っている武士。石高一万石以上。石高(こくだか)とは土地の生産性を石という単位であらわしたものです。

旗本・御家人:石高一万石未満。

【書籍の紹介】江戸の不動産

参照:「江戸の不動産」