「ベランダ」「バルコニー」「サンルーム」3つの違いは!?

ベランダとバルコニー

ベランダとバルコニーの違いは!?

テラス・ベランダ・バルコニー・ルーフバルコニー違い

ベランダとバルコニーは何が違うのでしょうか。ぱっと言われると上手く説明できないかもしれませんね。ベランダとバルコニーの違いは、一言でいうと屋根があるかないかの違いです。ベランダは屋根付き、バルコニーは屋根なしです。

上の図で一つずつ見ていきましょう。まず、テラスです。テラスは1階部分に位置し、土地の一部を盛り上げ、地面より一段高くした箇所に設けられているものをいいます。ベランダは2階以上にあり、雨風をしのげる屋根のあるものをいいます。バルコニーは2階以上にあり、屋根のないものをいいます。ルーフバルコニーは、下の階の住戸部分を屋根の部分を利用したものになります。ベランダやバルコニーより広いことが一般的です。

サンルーム

サンルームとは?

サンルームとは、部屋の壁一面に大きなガラスを使用して、太陽光を取り入れる部屋です。サンルームで最も活用できる方法としては、洗濯物を干すことでしょう。ガラス張りになっているため屋根や窓から太陽の光が入ってくるためです。

サンルームのメリットとしては、洗濯物干しとして利用できるのに室内になるので花粉症、MP2.5などの影響を抑えることができます。また温かいのでチェアを置いて日光浴を楽しむことも出来ます。サンルームのデメリットとしては、夏は必要以上に暑くなり、冬は必要以上に寒くなります。また、サンルームはバルコニーやベランダと異なり、ガラス部分があるため、サンルームの施工費用に50万~100万程度かかるでしょう。

サンルームは固定資産税がかかるの!?

サンルームは建物としてみなされるので、固定資産税の課税対象になります。逆に、バルコニーやベランダなどは建物外部に設けられているものですので固定資産税の課税対象にはなりません

固定資産税の対象となる家屋:3つの要件
  1. 外気分断性:屋根及び周壁又はこれに類するものを有し、独立して風雨をしのぐことができることをいいます。駐輪場やカーポートなど、周壁のないものについては、外気分断性は認められません。
  2. 土地定着性:基礎等で物理的に土地に固着していることをいいます。市販の簡易物置やコンテナを乗せただけの状態では、土地への定着性は認められません。
  3. 用途性:建造物が家屋本来の目的(居住・作業等)を有し、その目的とする用途に供し得る一定の利用空間が形成されていることをいいます。