不動産投資における「テナント募集費用」について

 不動産投資における「テナント募集費用」について

不動産投資においては、運営費用がかかります。運営費用は、維持管理費、修繕費、PMフィー、テナント募集費用、公租公課、損害保険料等があります。今回は、テナント募集費用について話をしていきます。

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テナント募集費用等とは、「新規テナントの募集に際して行われる仲介業務や広告宣伝等に要する費用及びテナントの賃貸借契約の更新や再契約業務に要する費用等」をいいます。

テナント募集費用は、文字通りテナントを募集する際にかかる費用です。賃借人の標準的な交代周期がどれくらいなのか、仲介・広告手数料相当額はどれくらい支払う必要があるのかを把握しておきことが必要です。

例えば、賃借人の交代周期ですが、ワンルームタイプは、交代周期が比較的早いです。学生の場合は、基本的に最長4年です。ファミリータイプは、お子さんの学区の問題等もあり比較的長く入居していることが多いです。次に、仲介・広告手数料はどれくらい支払うかについてですが、賃貸人に有利な市場環境の場合には必ずしも発生しないこともあります。当然ですが、新築物件の場合は全ての部屋についてテナント募集費用がかかりますので、費用がかさみます。