狭小住宅とは何坪から?
狭小住宅とは何坪からでしょうか。広さが気になるところですね。明確な定義はありませんが、狭小住宅とは15坪(50㎡)以下の土地に建てられる住宅のことをいいます。
物件によっては、30㎡~40㎡(約10坪程度)で建てている狭小住宅もありますし、ごくまれに超狭小(3坪~5坪)の一人暮らし用の戸建賃貸もあります。場所によっては需要があるのかもしれません。
狭小住宅の間取りの工夫は?
狭小住宅はどうしても床面積が少なくなってしまうため、間取りに工夫が必要です。狭小住宅で用いられる間取りの工夫事例を見ていきましょう。
- デッドスペースを活用する(収納など)
- 空間を仕切らないで広く見せる
- 高窓などの活用をする(上からの光)
- スキップフロアで空間を広く見せる
- スケルトン階段などで広く見せる
- ロフト、吹き抜けを活用する
土地建物が小さい分、間取りの工夫やおしゃれ具合を追求する必要があります。
狭小住宅で後悔すること
- 間仕切りを減らし空間を広くしたため空調効率がよくない。
- お隣の住宅とぴったり。
- 同一フロアが狭いため、動線がどうしても1階~3階をフルに活用することになります。そのため、上下方向の移動が多くなります。若いときはいいが歳を重ねると厳しいです。
- 隣接地とぴったり建っているため外壁・窓等のメンテナンスが難しい。
- 建築費が高くなります。(坪単価いくらという計算より総額いくらかをしっかり把握しましょう)
ちなみに、中には狭小住宅に住むのが恥ずかしいと言う方もいるようですが、気にしないでいいでしょう。都心で土地建物を所有できるメリットの方が間違いなく大きいと思います。
狭小住宅はローンが通りにくい!?
狭小住宅はローンが通りにくいは本当でしょうか!?これは本当ですね。メガバンク等の金融機関は住宅ローンの要件を土地面積40㎡以上などの規定をもうけていることが多いです。そのため、狭小住宅はローンが通りにくいです。従って、こういった規定がない地方銀行・信用金庫・信用組合・ノンバンク等に相談する必要があります。
また、自分が購入する時に住宅ローンが付きにくいのと同時に、将来その不動産を売却するときに住宅ローンが同様に付きにくいことが予想されますので、将来物件が売りにくいことが想定されます。この点はしっかりと頭に入れて、狭小住宅を検討すべきでしょう。