【2023年】JR小岩駅北口再開発の今

小岩駅の再開発計画の全体像

江戸川区「JR小岩駅周辺地区まちづくり基本計画2019」より

現在、JR小岩駅では北口・南口ともに再開発の計画が進んでいます。交通広場や南北をつなぐ道路の整備、賑わいある商業地と快適な住環境の形成を目標として、一体的なまちづくりを進めていくとしています。

小岩駅北口地区 再開発について

小岩駅北口地区 再開発の場所は!?

江戸川区「東京都市計画第一種市街地再開発事業の決定」より

上記の赤枠部分が再開発の場所を印したものになります。小岩駅北口広場及びイトーヨーカドーが対象に入っています。また、北側の途切れた敷地には、「プレシス小岩イデアル」という分譲マンションが存しており、その敷地は再開発のエリアには入りませんでした。

小岩駅北口地区第一種市街地再開発事業の概要

三井不動産は、JR小岩駅北口地区第一種市街地再開発事業における権利変換計画の認可を2021年7月26日に受けたと発表しています。

三井不動産プレスリリース「JR小岩駅北口地区第一種市街地再開発事業」より

北口再開発エリアには何ができるのでしょうか。三井不動産のプレスリリースをみると駅前広場と地上30階建てで、約730戸の共同住宅・低層の1階~4階は店舗、保育所などになっています。開発業者は、三井不動産レジデンシャル、日鉄興和不動産です。

これまでの経緯と今後のスケジュール
  • 2008 年 2 月 :北口駅前地区勉強会発足
  • 2015 年 5 月 :準備組合設立
  • 2018 年 7 月 :市街地開発事業の都市計画決定
  • 2020 年 1 月 :「JR小岩駅北口地区市街地再開発組合」設立・事業計画認可
  • 2021 年2月 :事業計画変更認可(施工計画・資金計画等)
  • 2021 年 7 月 :権利変換計画認可
  • 2022 年 3 月 :工事着工(予定)
  • 2027 年 1 月 :建物竣工(予定)
  • 2027 年~2030 年 :北口交通広場整備(予定)
  • 2031 年 :事業完了(公共施設工事完了)(予定)

イトーヨーカドーの閉店はいつでしょうか!?

江戸川区の「JR小岩駅周辺地区まちづくり協議会まちづくりだよりNo32」によるとイトーヨーカドーは令和8年度まで営業予定となっています。

JR小岩駅周辺地区まちづくり協議会まちづくりだよりNo32より

ちなみに、インタネットで調べていた所、アリオが入るという噂があると目にしましたが、発表されているものはなさそうでした。

【2023年】小岩駅北口地区の現場の今

JR小岩駅北口のイトーヨーカドーになります。

左側がJR小岩駅北口、右側が再開発地の南西側からの写真になります。

再開発エリアの東側からの現地写真です。イトーヨーカドーと北側ブロックの間にある道路が2023年3月16日から廃止される旨のお知らせがされています。

再開発エリアの北側からの現地写真です。開発エリアから除外されているプレシス小岩イデアルも左側に写っています。

北口再開発のお知らせ看板です。現地には小岩駅周辺の歴史が飾られています。

現地の仮囲いにあった小岩駅周辺の歴史です。1899年と1972年のものです。

1978年と1987年度のものです。

2021年と2031年予想画像です。

JR小岩駅北口の価格の推移(地価公示)

小岩駅北口再開発エリアに接する地価公示の江戸川5-1について、不動産価格の変動を見てきたいと思います。

平成26年から令和5年までほぼ右肩上がりに(R2年に若干の微調整があったものの)土地価格は上昇しています。

南小岩六丁目 再開発について

南小岩六丁目地区第一種市街地再開発事業の概要

野村不動産プレスリリース「南小岩六丁目地区着工のお知らせ」より

南小岩6丁目地区再開発では、野村不動産・タカラレーベン・清水建設の3社が特定業務代行者として再開発が2019年5月に工事着工しました。

駅よりのⅠ街区は地上10階建ての商業・オフィス棟のFLRSTA koiwaが2021年1月に開業、Ⅱ街区は22階建ての低層店舗・中高層住宅のプラウドタワー小岩ファーストが2022年に完成、Ⅲ街区は33階建ての住宅で2026年に完成予定です。

【2023年】小岩六丁目再開発の現場の今

現地の仮囲いには、「南小岩六丁目地区第一種市街地再開発事業(Ⅲ街区)」の記載があります。

既に完成したⅠ街区とⅡ街区の現場です。

開発中のⅢ街区の現場とお知らせ看板です。

左側の写真は、JR総武線の小岩から新小岩間の移動中にとった写真です。