母屋下がりとは?読み方は?
建物の天井が斜めになっていることを母屋下がりと言います。母屋下がりは「もやさがり」と読みます。母屋下がりとは通常は、部屋の天井は通常まっすぐになっているものですが、建築の制限(道路斜線制限や北側斜線制限)などによって、天井の一部が斜めになっています。
母屋下りの間隔?寸法は?
母屋(もや)とは、 棟木(むなぎ)と平行にとりつけ、垂木(たるき)を支える水平の部材になります。90mm×90mmの角材であることが多く、角材を900mm間隔程度で設置していきます。
そのため、母屋下がりの間隔(寸法)としては、一般的には900mm・600mmとされています。
母屋下りのメリット・デメリット
母屋下がりのメリット
- 勾配天井にすることができる
母屋下がりのデメリット
- 天井高が低い箇所ができる。
- 空間が狭く感じる。
- エアコンの設置が低い位置になる
母屋下りの活用方法
母屋下がりの活用方法はあるでしょうか。一つは、勾配天井にすることによって、空間の活用・天窓・開放感がでてくるでしょう。2つ目は、母屋下がりで天井高が低くなってしまう箇所については、クロゼットやトイレなど天井高をあまり必要としないもので工夫することによって、母屋下がりのデメリットが少なくなるでしょう。