住宅ローン控除 2回目 国税に問い合わせてみた

住宅ローン控除2回目 わからないことを国税に聞いてみた

住宅ローン控除は2回目は使えるのか?

住宅ローン控除は2回目は使えるのでしょうか?

複数回受けてはいけないという規定はないです。そのため使えるということになります。

住み替えで、2回目の住宅ローン控除が使えるのかを聞いてみました。回答は、「複数回受けてはいけないという規定はない。」ということでした。ただ、少し違和感のある回答に感じました。私には、”今はないけど今後要件追加されるかもよ”と布石を打たれているようにも感じました。

2回目の期間はどうなるのか!?

2回目の期間はどうなりますか?以前のものを引き継ぐのか、新たに1年目からになるのでしょうか?

1年目から新たにとなります。

今の自宅は、住宅ローン控除を使って4年目。ここで買替えをした場合、2回目の住宅ローン控除は、1年目からカウントするのか、5年目(前回のを継続して)からカウントするのか分からなかったので聞いてみました。回答は1年目からカウントということでした。

住み替えた年はどっちの住宅ローン控除を受ける?

住み替えた年は、旧住宅、新住宅のどちらの住宅ローン控除が適用されるのでしょうか?

新住宅に対して住宅ローン控除を使うことになります。

住み替えた年は、どっちの住宅ローン控除を受けるのかについても確認したかったので、聞いてみました。回答は、年末残高に対してになるので、新しい不動産を年内に購入していれば、新しい不動産が該当するということでした。

【国税担当者からの注意点】住宅ローン控除と3000万控除

聞きたかった質問は3つでしたので、電話を切ろうとしたところ、国税の方から「最後に1つだけ注意点があります。」とのこと。「住宅ローン控除を使った場合、3000万控除との併用ができないので、ご注意下さい」とのことでした。ここはよく話題になる論点で、一応知っていましたので、わかりましたと話をして会話は終わりました。

旧自宅を売却して3000万控除を受けた場合、新居については住宅ローン控除を使えません。(住宅ローン控除と3000万円控除の併用はできない)

では、重複適用の裏技はあるのでしょうか。重複適用の抜け道は2つあります。要件を確認し、重複不可を回避する方法を見てみましょう。

3000万控除と住宅ローン控除
  • 3000万円控除の要件:特例は住まなくなった日から3年を経過する日の属する年の12月31日までに譲渡することが条件
  • 住宅ローン控除の要件:控除を適用する年およびその前後2年以内は3000万円控除等居住用財産の譲渡の特例の適用を受けないことが条件
  1. 先行購入パターン:先に新しい自宅を購入し、住宅ローン減税を受けます。次に新しい自宅に住み始めてから、3年を経過した年の1月1日から12月31日までに、旧自宅の売却を完了することです。この方法で重複適用することができます。ただし、売却のチャンスは1年間しかありません。
  2. 先行売却パターン:先に旧自宅を売却します。こちらの場合、売却時に3000万円控除を使い、一旦賃貸物件に住みます。そして、3年目の年末以降に新たなマイホームを購入して住宅ローン控除を利用することができます。

共有名義の場合

住宅ローン控除と3000万円控除の重複適用が出来ないと聞きましたが、共有の場合どうなりますでしょうか。

旦那様が住宅ローン控除を使い、奥様が住宅ローン控除を使わなければ、奥様は3000万控除を使うことが出来ます。

電話を一度きったのですが、住宅ローン控除と3000万控除の併用はできないことは理解してましたが、共有名義の場合どうなのか、後から気になりました。
我が家は、夫持分4/5、妻持分1/5になっています。住宅ローン控除は夫のみ使っています。この場合、妻は住宅ローン控除を受けていないので、3000万控除を使えるのではないかと疑問が出てきたので聞いて見ました。

平成21年及び平成22年に取得した土地等を譲渡した時の1000万控除

私が過去に使った控除の話です。「平成21年及び平成22年に取得した土地等を譲渡した時の1000万控除」は使う機会が少ないですが、見逃したら勿体ないので、知識として知っておきましょう。