もくじ
クレジットで支払う場合の知っておくべきこと
最近では、固定資産税の支払いを取扱う自治体が増え、私も固定資産税をクレジットカードで支払っています。ただ、固定資産税をクレジットカードで支払うと手数料がかかります。本日は、固定資産税をクレジットカードで支払いをする際の注意点や支払い手順について説明をしていきます。
「ポイント」vs「手数料」で得か損かを考える
固定資産税をクレジットカード払いする場合、得か損かを考える必要があります。なぜなら、固定資産税のクレジットカード払いを行うと決済手数料と言われるものがかかるからです。そのため、「決済手数料(支払い側)」と「クレジットカードのポイント(貰う側)」を比較ことが必要です。
固定資産税をクレジットカードで支払う場合、東京都の場合、1万円ごとに73円(消費税別)がかかります。消費税を考えると80円になります。つまり支払額に対して0.8%の手数料がかかることになります。つまり、得するプラスの状況になるには、ポイントの還元率が0.8%以上である必要があります。
例えば、私はAMEXで支払いをしていますが、通常のレートで100円で3ポイントが付与されます。3%分のポイントです。しかし、固定資産税などの支払は100円で1.5ポイントの付与となっています。つまり1.5%分のポイントとなります。そのため、私の場合は以下の通りとなります。
- 決済手数料(支払分):10,000円あたり80円
- クレカポイント(貰う分):10,000円あたり150ポイントとなります。
- 損益比較:150ポイント>80円
結論としては、税金の支払でも還元率1%以上のクレジットカードであれば得となるので使うべきでしょう。
クレカは原則100万円までだが、100万円以上を使う裏技
たいていの自治体では、クレジットカードでの支払いで「税額が100万円未満の納付書に限り、クレジットカードで納付」することができます。また、これは1つの納付書についてです。例えば、A物件で105万円の税額だと支払うことができませんが、A物件が60万円・B物件が45万円と別々の納付書で各々100万円以下であれば支払うことができます。
では、A物件で105万円の税額だとクレジットカードで納付することができませんが、納付する方法はあるのでしょうか。これは自治体によって違うと思いますが、自治体に直接問い合わせをして、納付書を分けて貰えないか(クレジットカード払いをしたいので納付書を100万以下になるように)相談するという方法があります。
クレジットカード納付のよくある質問(東京都の場合)
お勧めのクレジットカードは!?
私は、お勧めのクレジットカードというものはありません。それは、人によってクレジットカードに何を求めるかが異なるからです。「年会費が無料・安いものか」vs「年会費が高くても還元率が高いいものか」とか旅行好き(marriott等)、飛行機好き(JAL、ana等)でポイント貯めたいとか何を重視するか異なるからです。
ただ、1点だけ重要なことは「決済手数料(支払い側)」と「クレジットカードのポイント(貰う側)」で損していないことです。
例えば、具体的に気を付けるべきポイントを見てみましょう。楽天クレジットカードで考えた場合、通常の基本的な還元率は1.0%です。損得をみてみると、決済手数料0.8%に対してクレジットのポイントが1.0%であれば得になりますが、楽天カードでは公共料金や税金の支払いは500円に1ポイント、つまり還元率で0.2%となります。従って、楽天カードでは固定資産税を支払うと損をしてしまうことになります。気をつけましょう。
クレジットカードでの支払い方法の手順を解説
ここでは、東京都でクレジットカードでの支払いする際の手順を解説していきたいと思います。なお、クレジットカードでの納付は、インタネットを利用して支払います。納税通知書をコンビニに持参してクレジットカードで支払おうとしても支払えませんので、注意しましょう。
- 「納税通知書」と「クレジットカード」を手元に用意しましょう。
- 「都税クレジットカードお支払サイト」にアクセスします。(https://zei.metro.tokyo.lg.jp/)
- 都税クレジットカードお支払サイトの下部にある、注意事項を確認しチェックボックスにチェックを入れて同意して次のページに進みます。
- 次のページで「納付番号」「確認番号」「納付区分」を入力し、スクロールし下部の確認して次へのボタンをクリック。
「納付番号」「確認番号」「納付区分」は、上記納税通知書の赤丸部分に記載がありますので、この番号を打ち込んでいきます。
- 次のページでクレジットカード情報を入力して確認して次へボタンを押す。
- 次のページにいき「納付情報」と「支払情報」を確認したのち、支払を行うボタンを押して完了です。
クレジットカードで支払いができる市町村
固定資産税をクレジットカードで支払うことができるかどうかは自治体によって異なります。2020年前後からクレジットカードで支払いができる自治体が増えてきましたが、全ての自治体が対応しているわけではありません。そのため、ご自身が納付する必要のある自治体がクレジットカード支払いに対応しているか確認してから実施しましょう。
また、最近ではpaypayやLinepayで納付することも出来ます。