震災復興図とは!?

震災・戦災復興等土地区画整理事業とは?

震災(しんさい)とは1923年の関東大震災を指します。1923年9月に関東大震災が発生し、12月に復興計画が確定しています。この復興計画は、震災で焼失した区域を中心に区画を整理し、道路、橋梁、公園などを整備する事業となっています。

戦災(せんさい)とは第二次世界大戦を指します。1945年に東京は118回の空襲をうけています。そして、同年1945年に戦災復興計画が確定しています。

震災復興図とは!?

震災・戦災復興等で東京都が施行した土地区画整理事業に関する換地確定図(換地確定図)を通称「震災復興図」などと呼んでいます。なお、震災・戦災復興等とは具体的にどいったものでしょうか。

震災復興図とは
  1. 震災復興土地区画整理換地確定図:大正12年、関東大震災後の東京市の復興事業として、内務省と東京市が土地区画整理事業を行ったときの換地寸法、道路幅員等が記載されている図面をいいます。
  2. 戦災復興土地区画整理換地確定図:第二次世界大戦により、戦災を受けた都市の復興事業として、東京都が土地区画整理事業を行ったときの換地寸法、道路幅員等が記載されている図面です。
  3. 東京都市計画事業による土地区画整理換地確定図:土地区画整理法(昭和29年5月以降)により、東京都が土地区画整理事業を行ったときの換地寸法、道路幅員等が記載されている図面です。

東京で土地区画整理換地確定図(震災復興図)がある区は?

 東京で土地区画整理換地確定図がある区は、いくつあるでしょうか。下記、東京都建設局のHPによると、「千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、大田区、渋谷区、杉並区、豊島区、北区、荒川区、板橋区、足立区、江戸川区」となっています。

www.kensetsu.metro.tokyo.jp

換地確定図(震災復興図)はどこで取得できるのか!?

換地確定図(震災復興図)は、上記の震災・戦災復興等土地区画整理事業地区の索引図において、土地区画整理事業地区の範囲が明示されて、地区名や街区番号等が記載されているものについては、各建設事務所管理課で土地区画整理確定図を取得することができます。

なお、コピーが300円、謄本・抄本(証明)は400円で取得することができます。