【合格者が話す】行政法規の試験対策で気を付けた3つのこと

はじめに

こんにちは。鑑定士試験は、短答式試験と論文式試験に分かれています。短答式試験は、行政法規と鑑定理論です。鑑定理論は、短答式試験と論文式試験ともに該当する科目ですが、行政法規は短答式試験のみです。今回は、私が行った行政法規の勉強法についてお話していきます。

行政法規は唯一単純科目

私の得意科目は、行政法規と鑑定理論の演習でした。共通点はともに単純な科目ということです。行政法規で言うと法律を覚えて、短答の正誤で正解できるかということです。

また、宅建受験者は有利だと思います。建築基準法や都市計画法はじめ重なっている法律も多いからです。

過去問繰り返し15回

これはどの科目でも同じことが言えますが、皆が出来る問題は落としてはダメです。逆に皆が出来ない問題は出来なくても大丈夫です。そこで差は出ません。では、何をするかと言えば、9割型過去問です。もちろん授業を聞いて理解することや答練の問題も重要ですが、過去問ですね。これで決まりです。

過去問繰り返し

では、過去問の繰り返しというのは具体的にどのようにやって言ったか話をしていきます。まずは、片っ端から過去問を解いていきます。問題ごとに正解したか間違えたかを記録していきます。これを、5回をやってみます。5回やると簡単な問題は5回とも正解、難しい問題や理解できてない問題は何回やっても間違いという感じです。

5回終わって、6回目からは5回連続で正解したらその問題はパスしていきます。これは、1回目から5回目まで連続で正解している問題は、簡単で既に理解が深いからです。最初っから5回連続で正解している問題をこれ以上繰り返しやるのは時間の無駄です。

私の場合は、これを繰り返していき10回転目くらいに半分以上の問題はパスになりました。10回転目以降は、過去問を解く問題数も減るため効率的になっていきます。そして、15回転目くらいにすべての問題で連続5回正解という状況になりました。

この状態なら行政法規で落ちるということはないでしょう。もちろん見たことない問題や回答に困る問題もありますが、そういう問題は周りの皆も出来ていません。この試験はいかに皆が出来ている問題を落とさないかが重要です。

試験対策で気を付けた3つのこと

行政法規の試験対策で気を付けた3つのことをお話したいと思います。

気を付けたこと3つ
  1. 暗記は回転数が全て
  2. マスターした問題を繰り返しとかない。
  3. 出来なかった過去問題にこそ再度やる価値がある。

1つ目として、暗記や正誤問題の記憶力は圧倒的に回数がものをいいます。そのため、過去問の回転が全てです。

2つ目として、完全に理解した問題を繰り返しとかない。私のやり方でいうと5回連続正解した問題は次から解かないということです。これは、出来る問題を何回もやるのは時間の無駄です。

3つ目としては、2つ目の延長ですが、繰り返しやっても出来なかった問題を再度繰り返しやることに価値があります。また、過去問題という点も重要です。答練でできなかった問題よりも過去問でできなかった問題を再度やる方が価値があります。これは私の私見ですが、試験問題を作る試験管は、問題を作るときにTACやLECの答練の問題をチェックするという試験管はまれでしょう。それよりは過去問題から引っ張り出す可能性が高いと思います。