江東区の外国人データについて

江東区の外国人データについて

江東区 国籍別外国人 人口

江東区公式HPより

R6年1月1日時点の江東区における国籍別の外国人の人数です。1位は中国の18,639人、2位は韓国の4515人、3位はインドの3810人、4位はフィリピンで1685人、5位は台湾で868人となっています。江東区の外国人が37,006人であることを考えると約半数が中国の方だということがわかります。

江東区には136か国の外国人がいるということにも驚きです。一方で、エルサルバドル、マラウイ、モルドバ、ルワンダ、エスワティニなどあまり馴染みのない国も見られます。あと、無国籍とその他の人数のそれなりにいることもわかります。

日本での生活で困っていること・心配なこと

江東区「江東区外国籍区民及び日本国籍区民
意識・意向調査 報告書 R4(2022年)」より

上記のデータのうち灰色部分が外国人目線で日本の生活で困っていること、心配に思っていることです。1位が健康保険・年金・税金などの仕組みがわかりにくい42.8%、2位が病院・医療でのコミュニケーションがうまくとれない34.5%、3位が日本語の読み書き31%、4位が地域活動の情報がない、地域住民と知り合う機会が少ない28.4%、5位が災害時に必要な情報を得られるか不安22.6%が上位に入っています。

一方で日本の方目線で外国人が日本での生活で困っていると思うことは1位ごみの出し方などの生活ルール52.7%、2位生活上の相談をどこにすればよいかわからない46.6%が上位に入っています。

まず、外国人目線についてですが、1位の健康保険・年金・税金は日本人でもわかりにくいと思ってると思います。わざとわかりにくくしたり、複雑にしているようにすら感じますし。2位の病院・医療でのコミュニケーションがうまくとれないについても自分が海外で病院にかかることがあったら同じ気持ちになるだろうと思います。英語での専門用語を理解できるのかは本当に不安だと思います。一方で日本の方目線でゴミの出し方などの生活ルールは、おそらく日本の方からすると日本のゴミ出しルールが細かいこともあり、海外の方のゴミ出しについて、しっかり対応してほしいという気持ちがあるのでしょう。外国の方からすると普通に出していても相違が出る部分ではないかと思います。

このデータは見ていて傾向が面白いなぁと感じました。

江東区に外国人が多い理由

江東区は外国人が多く住む町です。東京の城東や城北エリアで外国人が多いのは、物価が安いことが理由の一つでしょう。また、物価の安さに加えて、不動産の価格・賃料についても、東京都心部や城南、城西エリアより比較的落ち着いていることも要因かと思います。

江東区青海2丁目は外国人比率75.1%

東京23区の外国人の多い街ランキングで、江東区青海2丁目は、外国人比率が約75%と突出しています。これは青海2丁目に東京国際交流館があるため、外国人研究者や留学生が多いことが理由です。