もくじ
不動産鑑定士の人数ってどれくらいいるの?
不動産鑑定士の人数
不動産鑑定士って人数が少なく感じますよね?具体的にどれくらいいるのでしょうか。
国土交通省の不動産鑑定士・鑑定業者の現状によると、平成29年1月1日時点の不動産鑑定士等の登録者数は、9532名です。そのうち、不動産鑑定士は8268名、不動産鑑定士補1264名という内訳です。
不動産鑑定士は、弁護士や会計士などの他の士業と比べると人数は少ないというのが現状です。
不動産鑑定士年齢構成
不動産鑑定士の年齢構成は、40~49歳が3割弱を占めて最も多いです。
次に注目すべき点は、60歳以上が4割超を占めるということです。60代19.8%、70代13.6%、80代8.3%です。つまり、 定年退職後の職という点について不動産鑑定士は、一つの解決策をもたらしていると思います。
不動産鑑定士の直近10年の登録状況
さて、前述のように不動産鑑定士の年齢構成としては、40代が最も多いですが、近年10年間の不動産鑑定士の登録者はどのように推移しているでしょうか。
近年の不動産鑑定士への登録者は、30代が5割程度を占めており、最もボリュームの多いゾーンとなっています。続いて20代以下は16.7%、40代が18.6%と共に2割弱に留まります。
不動産鑑定士の業種別割合
続いて、不動産鑑定士の業種別の割合を見ていきましょう。不動産鑑定士の所属業種は、不動産鑑定業が約64%、不動産業が14%と不動産関係が約8割に近い割合を占めています。次に、金融関係(金融業、保険業、信託銀行、金融商品取引業、金融先物取引業)8%となっています。
その他の業種は、どういったものがあるのでしょうか。私の同期でいうと、弁護士・公認会計士・税理士のダブルライセンス、税務署・役所・国交省などの公的機関、上場企業の総務部の業種の方がいらっしゃいました。
1年にどれくらい不動産鑑定士って増えるの?
国土交通省が発表しているデータによると、鑑定士の登録人数は下記の通りです。鑑定士論文式試験についても毎年100名前後が合格していますので、おおむね同じような人数が鑑定士登録を毎年しているとういことになります。
従って、1年に100名超不動産鑑定士が増えているということになります。
- 2012年:196名
- 2013年:159名
- 2014年:134名
- 2015年:134名
- 2016名:102名