住居表示は、漢数字か?アラビア数字か?

住居表示は、漢数字か?アラビア数字か?

住居表示で「一丁目2番3号」といった「漢数字」と「アラビア数字」が混じっていることが多いです。司法書士の先生にそのことについて聞いたことがあります。本日は、その時のお話を少しさせて頂きます。 司法書士先生が登記申請の際に「1丁目2番3号」と記載して申請すると「一丁目」に訂正するように言われるようです。これは、例えば「不動産一丁目」という住所があった場合、「不動産一丁目」までが地名で固有名詞であるという考え方から来るからです。

  

地方自治法260条

市町村長は、政令で特別の定めをする場合を除くほか、市町村の区域内の町若しくは字の区域を新たに画し若しくはこれを廃止し、又は町若しくは字の区域若しくはその名称を変更しようとするときは、当該市町村の議会の議決を経て定めなければならない。

まとめ

地方自治法260条を見ると、告示の表記が正式な表記であるため、告示で数字表記として決まることもあるということである。つまり、「不動産1丁目」ということもあるということである。なお、漢字表記を正式とする市町村であっても、住民票の住所の表記に関しては、アラビア数字を記載してさしつかえないとして、多くの市町村では、住民票は漢数字をアラビア数字に直して記載しています。