まだ勉強しているの!?宅建を6回連続不合格になった人の話

宅建を6回連続不合格になった人の話

宅建試験は平均何回目で合格するのか!?

宅建試験の合格までの平均受験回数は、2回というデータがあります。詳細をみますと、受験回数1回で合格した人が約40%、2回目で合格した人が約30%、3回目で合格した人が約15%、4回以上かかって合格した人が約15%です。

【実際見て感じた】仕事しながらの勉強は簡単ではない3つの理由

仕事をしながらの勉強は簡単ではありません。私は大学3年生の時に宅建試験を受けて合格したのですが、社会人になり、会社の同期が仕事をしながら宅建を勉強しているのを見て大変そうに見えました。そう感じた理由をいくつか挙げてみたいと思います。

1つ目は、時間がないということです。学生の誰もが時間が余っているわけではありませんが、私は学生時代比較的、時間が空いていました。社会人になると生活の大半は、仕事です。しかも、不動産業界の営業職となると時間の取られ方も大きいです。勉強に時間があまりとれないのをよく目にしていました。

2つ目は、仕事優先となることです。例えば、不動産業界の営業マンであれば、給料・ボーナスを沢山貰うために、仕事を頑張ります。そうすると、取らないといけない宅建が後回しになり、どうしても仕事優先になってしまうのです。大半の人がそうです。

3つ目は、余計な知識が入っていることです。私は学生時代に勉強した時は、不動産業の知識がないと宅建試験は大変だと感じていました。しかし、不動産業界に勤めて知識あるからといって必ずしもプラスというわけではないです。特に、業界でベテラン・中堅社員になると、余計な知識も入っているし、法的な話と現場の話は必ずしも一緒ではないことも多いからです。

宅建を6回連続不合格になった人の話

宅建を6回連続不合格になった人の話です。社会人になって6年連続宅建試験に落ちて、7年目に受かったということです。ずっと30点前後しか取れずにいたので、よくある1点足りなくギリギリ不合格というわけでもなかったです。本人は「頭よくないし、勉強する時間もないから厳しいね」とよく話をしていました。

宅建試験の難易度であれば、適切な努力と時間があれば、十分受かる資格であって、頭の良し悪しは合格の可否にそこまで関係ないと思っています。もちろん、勉強が得意な人は、合格までの勉強時間が少ないでしょうし、勉強があまり得意でない人は、合格までの勉強時間が多くかかるということはあるでしょう。

この話で重要なことは、宅建試験は2、3回目までに本気で取り組んで合格しておくべきということです。社会人になって勉強する時間が取れない中、5回・6回落ちるということは、落ち癖というか、「今年も宅建の受けなきゃいけないから一応受けるか」といった本気で取り組まず、流れ作業になってしまうということが一番怖いです。

不動産業務で宅建がないとどんなデメリットがあるのでしょうか!?

不動産業務で宅建がないとどんなデメリットがあるのでしょうか!?例えば、不動産の売買仲介の営業職に就いていたとします。契約が決まった場合、重要事項説明と売買契約書を読むわけですが、宅地建物取引主任士でないと重要事項説明は出来ません。つまり、契約を取ってきても他の従業員に重要事項説明をしてもらわないといけないのです。歩合の営業マンであれば、一定の成績は取られてしまいますので、この点がデメリットです。

今の時代、営業で数字を稼ぐ担当と重要事項説明書を作って説明する担当の役割が、しっかり分かれている会社もあるでしょう。しかし、お客様からしてもこの業界にいるのに宅建持っていないんだと思われてしまうので、不動産業界の真ん中にいる人たちは宅建を取った方がいいですね。