中国福建省のマンションを実際に見て感じた3つのこと
今回は、中国福建省の分譲マンションを実際に見て、感じたことをお話していきたいと思っています。日本のマンションしか見たことがないと衝撃を感じることもありました。
内開きのドア
おうちの玄関のドアは、内開きと外開きがあります。日本では、外開きがほとんどだと思います。その理由は、日本では靴を脱ぐ文化があり、部屋の中のスペースを広くとる必要があるために外開きタイプを採用していると言われています。一方、靴を脱ぐ文化がないヨーロッパなどでは内開きとなっています。
また、防犯上も内開きマンションの方がいいとされています。これは、怪しい人が入ってこようとした時に内開きだと体重をかけてドアを閉めることができるからです。
今回、中国福建省のマンションは、内開きのマンションでした。靴を部屋の外に置いている方も多かったので、内開きが普通なのかと思ったら、マンション内で内開きと外開きの部屋がありました。
なぜ内開きなのか聞いてみると、「エレベーターに近い部屋は外開きにすると邪魔だからだよ」という回答でした。納得したのですが、その後にエレベーターに近い部屋でも外開きの部屋を見つけてしまいました。もしかしたら、中国特有の適当な施工なのかもしれません。
中国のとある分譲マンション①
ドアが内開き。私は、見てびっくりしました。さて、なぜでしょう?
①防犯上内開き
②外開きだとエレベターに邪魔
③中国だから、、察してくれ。近々、ブログ書きます! pic.twitter.com/UcneowAZX5
— ブローカー 2.0 (@broker_co_jp) 2019年2月13日
ベランダの2方向避難
2方向避難とは、火災時の避難について、2方向の避難経路を確保する必要があることをいいます。日本では、ベランダを避難経路にしています。しかし、中国ではベランダを2方向避難の経路とする考え方はありません。
そのため、ベランダに行くと、金網がされていて、上下左右どこにも逃げることができない状態になっています。日本での感覚で火災があったら、べランダへと行ってしまうと大変なことになってしまうのです。気を付けましょう。
中国のとあるマンション②
マンションのベランダの金網。
上見ても、横見ても、下見ても、壁。日本のようにベランダを二方向避難として使わない。
火事になって、ベランダ来たら死ぬな。これ。。。 pic.twitter.com/NE4ynYs6J0
— ブローカー 2.0 (@broker_co_jp) 2019年2月13日
お風呂
私は、お風呂に入るとき、湯舟に浸かる習慣があります。日本人の多くも湯舟に浸かる習慣があると思います。しかし、中国では湯舟に浸かる習慣はあまりないようです。
そのため、分譲マンション、タワーマンションでもシャワーのみのマンションが多いです。今回見た福建省の分譲マンションについてもシャワーのみでした。
また、熱水機という機械を使ってお湯を温めているようです。そのためタンクの中のお湯がなくなると水になってしまいます。日本ではこういった経験がないので、大変びっくりしました。
中国のとある分譲マンション③
お風呂
中国では、基本シャワーオンリー。
上に「熱水機」という機械がある。
スイッチを入れるとタンクの中の水が温まる仕組み。ちなみに、タンクの中の温水を使い切ってしまうと水になってしまいます。
2人目の途中で水。
くそ寒いです。 pic.twitter.com/PrrIv7mCNa— ブローカー 2.0 (@broker_co_jp) 2019年2月13日
中国は、土地使用権
中国では、土地は「都市の中心区画の土地は国の所有に属する。農村の土地及び都市の郊外地区の土地は、法律の規定により国の所有に属する場合を除き、農民集団所有に属します。」とされています。
次に、国有地は、以前は使用者に土地が割り当てられて、無償無期限で土地を使用することが認められていました。しかし、現在では、経済活動を円滑にするために、有償の期限付き土地使用権の制度ができました。
これは、日本でいう借地権に近いものです。中国の方が日本の不動産を所有したいと考える一つの理由が、所有権で自己所有になるからです。
ちにみに、イギリスやシンガポールも土地使用権に近い考え方をとっています。