もくじ
ワンルームマンション投資の注意点とリスク
正直不動産では、不動産業界の歪みや不動産取引の怖い点を解説していると思います。そんな不動産の注意点・問題点について解説していきます。今回は、正直不動産の15巻で出てくるワンルームマンション投資についてです。
近年、少額から始められる不動産投資として人気の「ワンルームマンション投資」。しかし、安易に始めると「想定より儲からない」「売却できない」「赤字になる」といったトラブルに発展することも。
本記事では、ワンルームマンション投資を検討中の方に向けて、メリットと注意点、失敗しないための対策を詳しく解説します。
目次:ワンルームマンション投資
ワンルームマンション投資とは?
ワンルームマンション投資とは、主に都市部の単身者向け物件を購入し、賃貸収入を得る投資方法です。中古物件なら数百万円台から購入可能なため、初心者に人気です。
ワンルームマンション投資の主なメリット
- 初期費用が比較的少ない
- 空室リスクが低い(都市部の場合)
- 管理を委託すれば手間が少ない
- 年金代わりの長期安定収入になる可能性あり
ワンルームマンション投資の注意点・デメリット
- 家賃が下がるリスク:築年数が古くなると、家賃相場が下がり収益が減少します。リノベーションや設備投資が必要になることが増えてきます。
- 売却が難しい:ワンルームマンションは投資家以外の需要が少ないため、出口戦略(売却)が難しくなります。資産価値の下落にも注意が必要です。
- 管理費・修繕積立金の負担:表面利回りが高く見えても、管理費・修繕積立金・固定資産税・PM会社への手数料などを差し引いた実質利回り(NOI利回り)は大幅に下がることがあります。
- サブリース契約の落とし穴:「家賃保証」と謳われるサブリース契約は、実際には途中で家賃が下がったり、解約が難しいことも。契約内容は必ず精査しましょう。
- 金利上昇リスク:ローンで購入する場合は、金利の上昇=キャッシュフロー悪化につながります。変動金利型の場合は特に要注意です。
- 築古物件の修繕リスク:築年数が古い物件は、将来的に大規模修繕や設備交換が必要になります。長期の修繕計画や過去の実績を必ず確認しましょう。
ワンルーム投資で失敗しないためのチェックリスト
✅ 物件は「立地」最優先(駅近・大学や病院が近い)
✅ 利回りは「ネット利回り」で判断
✅ サブリース契約の内容を精査(解約条件・賃料改定)
✅ 収支シミュレーションに税金・空室率も含める
✅ 売却時の出口戦略(再販価格)を考慮する
✅ 勧誘してくる業者の評判を調査(国交省指導歴など)
よくある質問(FAQ)
まとめ|ワンルームマンション投資は「慎重さ」がすべて
ワンルームマンション投資は、手軽に始められる一方で、見えづらいリスクや費用が存在します。
- 表面利回りだけに惑わされない
- サブリースやローン条件を正確に理解する
- 売却戦略を見据えて物件選びをする
以上を徹底し、確実に利益を出せる投資につなげましょう。