正直不動産から学ぶ22巻 ~ビリオン物件~

ビリオンとは!?

ビリオンは1,000,000,000と書かれ、10億を指します。ちなみに、ミリオン(million)は「100万」でトリリオン(trillion)で「1兆」を意味します。

10億円規模の物件が取引される主なケース

  • 都心の中規模オフィスビル:東京都心部では、延床面積数千㎡クラスのオフィスビルが10億円前後で売買されることがあります。中小企業向け賃貸や、シェアオフィス用途への転用需要が高まっています。
  • 賃貸マンション一棟売り:人気エリアの一棟レジデンスは、安定した賃料収入が見込めるため、資産運用目的での取引が活発です。都内だけでなく大阪・名古屋・福岡などでも10億円規模の案件が散見されます。
  • ホテル・宿泊:インバウンド需要の回復を背景に、地方都市のホテルやリゾート物件が10億円規模で売買されています。観光地ではリノベーション前提の投資案件も増えています。
  • 都心部の高級マンション:正直不動産では区分マンションの話でした。10年くらい前は10億する区分マンションは少なかったですが、現在は港区を中心に都心3区にはそれなりの物件が存在しています。

ビリオン物件(10億円規模)の魅力

  • 資産価値の安定性:都心や好立地の物件は長期保有しても価値が落ちにくい傾向があります。
  • 収益性の高さ:賃貸運営や再開発で安定したキャッシュフローが見込めます。
  • 投資ポートフォリオの核となる:不動産投資家や法人にとって、10億円規模は「単体でも存在感のある規模感」で、資産形成の中核になります。

注意点・リスク

  • 資金調達の難易度:個人では難しく、法人やファンドによる調達が中心。
  • エリア依存リスク:地方都市の場合、需要変動で空室率が上昇するリスクがあります。
  • 修繕・維持管理コスト:規模が大きいため、修繕積立や維持費も数千万円単位でかかることがあります。

まとめ

日本の不動産市場における「ビリオン物件(10億円規模)」は、中規模以上の投資対象として安定性と収益性を兼ね備えた存在です。都心のオフィスや一棟マンション、ホテルといった物件が中心でしたが、現在は都心の高級区分マンションもあり、投資家からの関心が高まり続けると見られます。